【コマンドライン】ディレクトリ（フォルダ）の作成 [ mkdir ]

コマンドラインでディレクトリを作成するmkdirコマンドについて解説します。

mkdirコマンド

mkdirコマンドは“ディレクトリを作成するコマンド”です。

基本書式

$ mkdir [オプション] [ディレクトリパス]

オプション

主なオプションは次の通りです。

引数

ディレクトリパス

ディレクトリパスは作成するディレクトリの絶対パスまたは相対パスです。

サンプル

オプションなし

$ ls -l
___ih_hl_start
$ mkdir sample
___ih_hl_end
$ ls -l
drwxrwxr-x 2 hacker staff 4096  8月 20 22:22 sample

-pオプション

-pオプションはパスに含まれるディレクトリ（サブディレクトリ）が存在しない場合、サブディレクトリも作成します。

$ ls -l
___ih_hl_start
$ mkdir -p sample/test/tmp
___ih_hl_end
$ ls -l
drwxrwxr-x 3 hacker staff 4096  8月 20 22:47 sample
$ ls -l sample
drwxrwxr-x 3 hacker staff 4096  8月 20 22:47 test
$ ls -l sample/test
drwxrwxr-x 2 hacker staff 4096  8月 20 22:47 tmp

-mオプション

-mオプションはパーミッションを指定してディレクトリを作成します。

パーミッションは3つの数字で表した数字書式で記述します。

例えば、740のような数字で１文字目は所有者、２文字目はグループ、３文字目はその他に対する権限を表します。

この数字は読み込み（４）・書き込み（２）・実行（１）の権限を数値化し加算した値です。

7は読み込み（４）・書き込み（２）・実行（１）の全権限、4は読み込み（４）、0は権限なしとなります。

$ ls -l
___ih_hl_start
$ mkdir -m 740 sample
___ih_hl_end
$ ls -l
drwxr----- 2 hacker staff 4096  8月 20 23:14 sample

マニュアル

コマンドの仕様（主な処理やオプション・引数など）は環境により異なる場合がございます。

利用環境での仕様は『コマンドのマニュアルを表示する』manコマンド等で確認しましょう。

【コマンドライン】コマンドのマニュアル[ man ]