
【PHP】プログラム(ソースコード)の作成と実行
プログラムを作成するには、ソースコードが必要です。
難しそうなイメージを持つかもしれませんが、ソースコードはただのテキストファイル(拡張子が.txtや.htmlのファイルと同じ)で誰でも簡単に作れます。
ここではプログラム・ソースコードの作成と実行について解説します。
なお、PHPの環境構築をされていない方は先に次の記事をご覧ください。
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プログラムの作成
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プログラムの実行
1. ソースコードの作成
プログラミングでは『プログラム』と『ソースコード』という用語を使います。
同じ意味として使われることがありますが、厳密には異なります。
ここではソースコードで統一しますが、違いについては次の記事をご覧ください。
(1.1) ファイルの作成
ソースコードはただのテキストファイルなので、テキストエディタで作成できます。
新規ファイルを作成し、ファイル名はsample.phpとして保存しましょう。
気をつける点は拡張子(最後のドット以降の文字)を『php』にすることです。
コンピュータは拡張子が『php』のファイルをPHPのソースコードと認識します。
なお、『sample』の部分は自由に決めれますが、半角のアルファベット、数字、ハイフン(-)、アンダーバー(_)のみを使用することをおすすめします。(日本語や記号は環境によって正常に動作しないことがあるため。)
(1.2) PHPタグの記述
sample.phpをテキストエディタで開き、下記のように記述してください。
<?php
?>
<?php
と?>
はPHPタグと呼ばれ、コンピューターはこのタグの中に記述された文字をPHPのソースコードとして認識します。
例えば、『Hello World!』と出力するプログラムのソースコードは下記のようになります。
<?php
echo 'Hello World!';
?>
echo 'Hello World!';
の意味は別の記事で解説します。
ここでは理解しなくても大丈夫なので、先ずは上記のように記述してみましょう。
2. プログラムの実行
プログラムの実行方法はいくつかありますが、一番基本的なコマンドラインを使用した方法を解説します。
コマンドラインではPHPコマンドで、ソースコードをプログラムへ変換し、そのプログラムを実行できます。
詳しくは次の記事で解説していますが、ここでは『PHPコマンド=プログラムの実行』と覚えていただければ問題ありません。
なお、コマンドラインはMacOSではターミナル、Windowsではコマンドプロンプトと呼ばれ、キーボードでコマンドを入力しパソコンを操作する画面です。
プログラムの実行では、phpコマンドとcdコマンドを使用します。
cdコマンドは次の記事で解説していますのでご覧ください。
(2.1) コマンドラインを起動する
コマンドラインを起動しましょう。
MacOSでは『ターミナル』を[アプリケーション検索]から、Windowsでは『コマンドプロンプト』を[ファイル名を指定して実行]から探し、起動してください。
(2.2) 対象ディレクトリへ移動
cdコマンドでソースコード(sample.php)のあるディレクトリまで移動してください。
例えば、デスクトップに保存した場合は次のようになります。
※ パソコンの環境により変わります。
$ cd /Users/developer/Desktop
(2.3) プログラムを実行する
プログラムを実行するにはphpコマンドに続いてソースコードのファイル名を指定し、Enterを入力します。
例えば、sample.phpを実行する場合は、次のようにコマンドラインで入力します。
$ php sample.php
コマンドラインに『Hello World!』と表示されていれば、正常に実行できています。
もし、表示されない場合は、ソースコードの記述に誤りがある可能性があるので、本記事のソースコードと同じ記述になっているか見直してみてください。
まとめ
プログラムを作成するには、その元となるソースコードを作成し、PHPタグの間に記述していきます。
みなさんの学習に役立っていると幸いです。