【PHP】演算と変数 - 文字列結合や算術演算で変数を使う

【PHP】演算と変数 - 文字列結合や算術演算で変数を使う

変数の値は演算に使うことができます。

ここでは、演算における変数について解説します。

検証環境

演算と変数

文字列結合や算術演算などの演算において変数を使うことができます。

演算で値の代わりに変数を記述することで、変数の値を使った演算になります。

文字列結合

文字列結合では値の代わりに変数を使用できます。

<?php

$word1 = 'Hello';
$word2 = 'World';

___ih_hl_start
$message =  $word1 . ' ' . $word2;
___ih_hl_end

echo $message;

?>
$ php sample.php
Hello World

変数を使った文字列の結合は6行目の$word1 . ' ' . $word2です。

結合結果を$messageに代入しており、実行結果から$messageに各変数の値を結合した文字列が記憶されていることが分かります。

算術演算

四則演算や剰余・累乗など算術演算は値の代わりに変数を使用できます。

<?php

$num1 = 3;
$num2 = 8;

// 加算
___ih_hl_start
$result1 = $num1 + $num2;
___ih_hl_end

// 減算
___ih_hl_start
$result2 = $num1 - $num2;
___ih_hl_end

// 乗算
___ih_hl_start
$result3 = $num1 * $num2;
___ih_hl_end

// 除算
___ih_hl_start
$result4 = $num1 / $num2;
___ih_hl_end

// 剰余
___ih_hl_start
$result5 = $num1 % $num2;
___ih_hl_end

// 累乗
___ih_hl_start
$result6 = $num1 ** $num2;
___ih_hl_end

echo $num1.' + '.$num2.'  = '.$result1."\n";
echo $num1.' - '.$num2.'  = '.$result2."\n";
echo $num1.' * '.$num2.'  = '.$result3."\n";
echo $num1.' / '.$num2.'  = '.$result4."\n";
echo $num1.' % '.$num2.'  = '.$result5."\n";
echo $num1.' ** '.$num2.' = '.$result6."\n";

?>
3 + 8  = 11
3 - 8  = -5
3 * 8  = 24
3 / 8  = 0.375
3 % 8  = 3
3 ** 8 = 6561

変数を使った算術演算は7、10、13、16、19、22行目です。

各演算結果を変数に代入しており、実行結果から変数の値を使った演算が正常に処理されたことが分かります。

演習問題

問題1

次の実行結果になる総額を計算するプログラムを作成してください。
なお、下記の条件を満たすものとします。

  • 総額の算出式は『単価×個数』とする
  • 単価と個数はコマンドライン引数で与える
$ php practice.php 1500 7
単価 : 1500
個数 : 7
総額 : 10500

問題2

次の実行結果になる釣り銭を計算するプログラムを作成してください。
なお、下記の条件を満たすものとします。

  • 釣り銭の算出式は『料金 – 支払額』とする
  • 料金と支払額はコマンドライン引数で与える
$ php practice.php 1500 2000
料金   : 1500
支払額 : 2000
釣り銭 : 500