【PHP】文字列と出力 – echo・シングルクォート・ダブルクォート
プログラムの実行結果を確認するには文字列の出力を行います。
文字列の出力はデバッグ(プログラムの手直し)や動作確認等で大変便利です。
ここでは文字列と出力について解説します。
検証環境
文字列
文字列は1文字1文字を繋げた文字の羅列です。
例えば、Hello World
やこんにちは
などが文字列になります。
ソースコードで文字列を扱う構文はシングルクォート('
)とダブルクォート("
)の2種類あります。
シングルクォート
シングルクォートで括った部分が文字列になります。
基本構文
'文字列の内容'
サンプル
<?php
___ih_hl_start
'Hello World!';
___ih_hl_end
?>
$ php sample.php
$
'Hello World!'
の部分が文字列です。
実行すると何の出力もありませんが、ソースコードは文字列の記述のみのため、正常な動作です。
ダブルクォート
ダブルクォートで括った部分が文字列になります。
基本構文
"文字列の内容"
サンプル
<?php
___ih_hl_start
"Hello World!";
___ih_hl_end
?>
$ php sample.php
$
"Hello World!"
の部分が文字列です。
実行すると何の出力もありませんが、ソースコードは文字列の記述のみのため、正常な動作です。
シングルクォートとダブルクォートのいずれも文字列の最初と最後にクォートがあります。
最初のクォートは『文字列の開始』、最後のクォートで『文字列の終了』を意味し、クォートで括った部分が文字列として処理されます。
また、シングルクォートとダブルクォートの違いは、変数やエスケープシーケンスを合わせて使用したときの動作にあります。
変数やエスケープシーケンスの説明は割愛するため、違いについては別途解説します。
出力
出力はプログラムの処理結果を書き出すことです。
出力方法の1つにecho
キーワードがあります。
基本構文
echo
キーワードの後に半角スペースで間を空けて値を記述します。
echo 値;
サンプル
<?php
___ih_hl_start
echo 'Hello World!';
___ih_hl_end
?>
$ php sample.php
Hello World!
このサンプルでは値として文字列の'Hello World!'
を記述しています。
echo
の出力先は実行環境により異なりますが、コマンドラインで実行した場合はコマンドラインに文字列を出力します。
演習問題
下記の実行結果になるプログラムを作成してください。
なお、次の条件を満たすものとします。
- 文字列(シングルクオート)を使用する。
Programming!
下記の実行結果になるプログラムを作成してください。
なお、次の条件を満たすものとします。
- 文字列(ダブルクオート)を使用する。
App Development
まとめ
文字列を扱う方法はシングルクォートとダブルクォートの2パターンあります。
プログラムの実行結果は文字列で表示することが多いため、覚えていきましょう。