
【PHP】値の種類 – 4種類のリテラル
プログラミングは値を使って処理を行い、値は文字列や数値など種類があります。
ここでは初心者向けに値について解説します。
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値について
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値の種類
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整数値
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浮動小数点数値
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文字列値
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論理値
値とは
値とはプログラムで使用できる文字列や数値などの値そのもののことでリテラルとも呼びます。
値の種類
代表的な値は次の4つになります。
種類 | 概要 | 例 |
---|---|---|
整数値 | 小数点数以下がない数値 | 123 |
浮動小数点数値 | 小数点数以下がある数値 | 123.567 |
文字列値 | 文字を並べたもの | "Hello World" |
論理値 | 真偽を表すもの | true / false |
整数値
整数値は算数や数学で学ぶ整数と同じで小数点数以下がない数値です。
ソースコードには整数値を数字で記述します。
サンプルコード
<?php
echo 123;
?>
123
浮動小数点数値
浮動小数点数値は算数や数学で学ぶ小数点数とほぼ同じで小数点数以下がある数値です。
『ほぼ同じ』というのは厳密には異なる部分があり、浮動小数点数は浮動小数点方式と呼ばれる方式によって表現された数値です。
その方式を理解するにはコンピューターの知識が必要になりますので、ここでは小数点数と同じような扱いができることを覚えておきましょう。
サンプルコード
<?php
echo 123.567;
?>
123.567
文字列値
文字列値は文字を並べた値です。
ソースコードにはシングルクオートまたはダブルクオートで囲んで記述します。
サンプルコード
<?php
echo 'Hello World';
?>
Hello World
論理値
論理値とは真偽を表す値です。
真偽は正しいことを意味する真と正しくないことを意味する偽の2つの値があります。
プログラミング用語で真をtrue、偽をfalseと表現し、ソースコードではその単語を記述します。
サンプルコード
<?php
echo true;
echo false;
?>
1
なお、echoの出力ではtrueは1、falseは何も出力されません。
演習問題
次の実行結果になるプログラムを作成してください。
なお、下記の条件を満たすものとします。
- 整数値を出力
987
次の実行結果になるプログラムを作成してください。
なお、下記の条件を満たすものとします。
- 浮動小数点数値を出力
987.543
次の実行結果になるプログラムを作成してください。
なお、下記の条件を満たすものとします。
- 文字列を出力
Good morning
次の実行結果になるプログラムを作成してください。
なお、下記の条件を満たすものとします。
1
は論理値の真を出力した結果
1
まとめ
プログラムでは文字列値や整数値、浮動小数点値、論理値などのリテラルが使えます。
データを処理するプログラムでは基本となりますので、使えるようになっていきましょう。