【PHP】デバッグ - var_dump関数で変数や値の情報を出力する
プログラムの作成時にエラーや不具合は付き物です。
意図したプログラムにするためには、不備の特定と修正が必要です。
そのような作業をデバッグと呼び、ここではその方法について解説します。
検証環境
デバッグ
デバッグは“プログラムの不備を特定し、意図的な処理になるように修正すること”です。
プログラムを1回のコーディングのみで完璧に作成するのは難しくあります。
意図しない処理になったときは、変数や値の情報から処理内容を確認して、不備を特定する方法が有効です。
『処理の確認』と『不備の特定と修正』を繰り返して目的のプログラムを作成していきます。
PHP学習のデバッグ
デバックはPHPを学習する中で理解を深める手助けとなります。
本ドキュメントで紹介するデバッグは関数と呼ばれる仕組みを使います。
関数が未学習の方もいらっしゃるかと思いますが、記法と何ができるのかを覚えておきましょう。
プログラミング学習の難点はこのようなところにあり、関数を学ぶには前提知識が必要になりますが、その前提知識の習得に関数を使うといったように一方向で学習を進めることができません。
そのため、ある程度は割り切って学習を進め、準備が整ってから関数を理解すると良いでしょう。
var_dump関数
デバッグ方法の1つとして、変数や値の情報を出力するvar_dump
関数を紹介します。
基本構文
var_dump(変数または値)
丸括弧(()
)内に出力する変数や値を記述します。
サンプル
<?php
$message = 'Hello World!';
___ih_hl_start
var_dump($message);
___ih_hl_end
?>
$ php sample.php
string(12) "Hello World!"
5行目でvar_dump
関数を使って$message
の情報を出力しています。
出力結果から$message
の値について以下のことが分かります。
- 型 :
string
- 文字数 :
12
- 値 :
'Hello World!'
型や文字数、値を個別に取得して出力する方法もありますが、var_dump
関数を使うことで一括して情報を確認できます。
なお、出力情報は変数や値の型・構造により様々です。