【JavaScript】インクリメント・デクリメント - 値の１増減

JavaScriptのインクリメントとデクリメントをご紹介します。

インクリメント・デクリメント

インクリメント・デクリメントは数値型の変数の値を『1』だけ加算・減算します。
『１』だけ加算する演算子をインクリメント演算子、『１』だけ減算する演算子をデクリメント演算子と呼びます。

インクリメント（演算子）

インクリメントは変数の値を『１』だけ加算します。
前置インクリメントと後置インクリメントの２種類があり、違いは加算処理のタイミングです。

前置インクリメント

前置インクリメントは最初に加算処理を実行します。

基本構文

++変数

サンプル

let num = 5;
console.log(++num);

6

後置インクリメント

後置インクリメントは最後に加算処理を実行します。

基本構文

変数++

サンプル

let num = 5;
console.log(num++);
console.log(num);

5
6

後置インクリメントのため、加算処理は最後に行ないます。
そのため、１回目の出力では5を出力し、その後に変数numの値を『１』加算します。

２回目の出力では6となっていることから、１回目の出力の後に加算処理が行われたことが分かります。

デクリメント（演算子）

デクリメントは変数の値を『１』だけ減算します。
前置デクリメントと後置デクリメントの２種類があり、違いは減算処理のタイミングです。

前置デクリメント

前置デクリメントは最初に減算処理を実行します。

基本構文

--変数

サンプル

let num = 5;
console.log(--num);

4

後置デクリメント

後置デクリメントは最後に減算処理を実行します。

基本構文

変数--

サンプル

let num = 5;
console.log(num--);
console.log(num);

5
4

後置デクリメントのため、減算処理は最後に行ないます。
そのため、１回目の出力では5を出力し、その後に変数numの値を『１』減算します。

２回目の出力では4となっていることから、１回目の出力の後に減算処理が行われたことが分かります。