【JavaScript】引数 - 関数に値を与える
JavaScriptの引数をご紹介します。
引数
引数は関数の呼び出し時に値を与える仕組みです。
引数を使うと柔軟なプログラムを組むことができます。
基本構文
関数の定義と呼び出しに引数に関する定義を記述します。
定義
function 関数名( 引数変数名 ) {
// 処理........
}
関数の呼び出し時に与えた値を記憶する引数変数を丸括弧(()
)の中に定義します。
複数ある場合はカンマ(,
)区切りで引数変数を定義します。
呼び出し
関数名(引数値);
関数の呼び出しで与える値を丸括弧(()
)の中に定義します。
引数値はリテラルまたは変数、数式で記述することができ、複数ある場合はカンマ(,)区切りで記述できます。
サンプル
function weather( greeting ) {
console.log(greeting);
console.log("2024年01月01日。");
console.log("現在の気温は10度。");
console.log("湿度は50%。");
console.log("降水確率は10%です。");
}
weather("おはようございます。");
おはようございます。
2024年01月01日。
現在の気温は10度。
湿度は50%。
降水確率は10%です。
1〜7行目は関数の定義です。
1行目のgreeting
が引数変数になります。
9行名は関数の呼び出しです。
引数値として"おはようございます。"
を与えています。
この引数値は引数変数greeting
に記憶するため、console.log(greeting);
はコンソールに"おはようございます。"
を出力します。
また、呼び出しごとに引数値を変えることができます。
function weather( greeting ) {
console.log(greeting);
console.log("2024年01月01日。");
console.log("現在の気温は10度。");
console.log("湿度は50%。");
console.log("降水確率は10%です。");
}
weather("おはようございます。");
weather("こんにちは。");
weather("こんばんは。");
おはようございます。
2024年01月01日。
現在の気温は10度。
湿度は50%。
降水確率は10%です。
こんにちは。
2024年01月01日。
現在の気温は10度。
湿度は50%。
降水確率は10%です。
こんばんは。
2024年01月01日。
現在の気温は10度。
湿度は50%。
降水確率は10%です。
同じ関数を呼び出していますが、呼び出し時の引数値が異なるため、関数の実行結果が変わっていることが分かります。
複数の引数値
引数は複数定義できます。
関数の定義は、変数をカンマ(,
)で区切り、呼び出しも同様に引数値をカンマ(,
)で区切り定義します。
function weather( greeting, date ) {
console.log(greeting);
console.log(date+"。");
console.log("現在の気温は10度。");
console.log("湿度は50%。");
console.log("降水確率は10%です。");
}
weather("おはようございます。", "2024年01月01日");
weather("こんにちは。", "2024年01月15日");
weather("こんばんは。", "2024年01月31日");
おはようございます。
2024年01月01日。
現在の気温は10度。
湿度は50%。
降水確率は10%です。
こんにちは。
2024年01月15日。
現在の気温は10度。
湿度は50%。
降水確率は10%です。
こんばんは。
2024年01月31日。
現在の気温は10度。
湿度は50%。
降水確率は10%です。
サンプルは2つの引数ですが、3つ、4つと増やしたい場合は更にカンマ(,
)で区切って定義します。