【JavaScript】例外(Error) - プログラムの予期せぬエラー
JavaScriptの例外について解説します。
検証環境
例外
プログラムのエラーには大きく分けて、『致命的なエラー』と『プログラムで対応可能なエラー』があります。
一般的に例外は後者の“プログラムで対処可能なエラー”のことを指します。
JavaScriptでは例外を意図的に発生させることが可能です。
また、致命的なエラーの代表例はハードウェアの故障やメモリ不足などが該当します。
例外オブジェクト
JavaScriptは例外(エラー)を表すErrorクラスを標準で備えています。
このクラスを使って例外オブジェクトを生成することが可能です。
___ih_hl_start
let err = new Error();
___ih_hl_end
console.log(err);
Error
at sample.js:1:11
例外のスロー
例外のスローは“例外を発生させること”です。
例外オブジェクトは生成のみではエラーが発生しないため、throw文を使って意図的にコードで発生させます。
基本構文
throw 例外オブジェクト
throw
に続いて例外オブジェクトを記述します。
サンプル
let err = new Error();let err = new Error();
___ih_hl_start
throw err;
___ih_hl_end
console.log("finish.");
Uncaught
Error
at sample.js:1:11
3行目が例外のスローです。
例外が発生するとプログラムの処理が中断されます。
そのため、5行目のconsole.log("finish.")
は実行されません。