【JavaScript】型 - 変数と値の型

JavaScriptの型をご紹介します。

型

型は変数や値の性質です。
例えば1234という値は数値か文字列か判別が付きません。
これを明示的にするのが型です。

種類

代表的な型は次の５つです。

ここでは、初めに覚えておきたい数値型、文字列型、論理型について解説していきます。

確認方法

型の確認はtypeof関数を使います。
関数が未学習の方は、ここでは書き方だけ覚えておきましょう。

typeof(変数または値)

プログラム実行時にtypeof(変数または値)は型の名称（文字列）に置き変わります。

サンプル

console.log(typeof(1234));

number

数値型

数値型は整数や浮動小数点数などの値です。
JS（JavaScript）での名称はnumberで、変数に代入すると変数の型は自動で数値型になります。

let data = 1234;

console.log("1234 : " + typeof(1234));
console.log("data : " + typeof(data));

1234 : number
data : number

文字列型

文字列型は単一文字を複数繋げた値です。
JS（JavaScript）での名称はstringで、変数に代入すると変数の型は自動で文字列型になります。

let data = "Hello World";

console.log("Hello World : " + typeof("Hello World"));
console.log("data        : " + typeof(data));

Hello World : string
data        : string

論理値型

論理値型は論理状態を表す値です。
JS（JavaScript）での名称はbooleanで、変数に代入すると変数の型は自動で論理値型になります。

let data =  true;

console.log("true : " + typeof(true));
console.log("data : " + typeof(data));

true : boolean
data : boolean

変数と値の型

『変数の型』と『値の型』は少し意味が異なります。
変数の型は変数に記憶できる値の型を表し、値の型は値そのものの型を表します。

そのため、基本的には変数は自身の型以外の値を記憶することはできないため、違う型を代入する場合は変数の型を変換する必要があります。

ただし、JavaScriptでは代入した値に応じて変数の型が自動で変換されるので、型を意識せずプログラミングすることができます。

この辺りの特性は動的型付け/静的型付けと呼ばれるもので、興味がある方は調べてみましょう。