コマンドライン入門 – 起動〜基本コマンドまで解説

コンピュータを操作する方法は主にGUI(Graphical User Interface)とCUI (Command-line User Interface)の2通りあります。

GUIはグラフィックスとポインティングデバイス(マウスやトラックパッド)などを使用して、操作する方法で、現代では一般的な方法です。

対してCUIとはキーボードからコマンドを入力してコンピュータを操作する方法です。

開発 ・プログラミングやネットワーク、サーバーなどではコマンドラインを使う場面が多くあります。

ここではコマンドラインについて、超基本的なコマンドについてご紹介します。

コマンドラインとは

コマンドラインとは、『キーボードでコンピュータを操作するための入力画面』のことです。

ドラマや映画でハッカーが黒い画面に文字を入力すると、ザーッと文字が流れていく場面を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

あの画面がコマンドラインになります。

コマンドラインはパソコンにデフォルトで入っていることが多く、その呼び名はOSにより異なります。

◆ MacOS → ターミナル
◆ Windows → コマンドプロンプト
◆ Linux → ターミナル
など……

コマンドラインを使ってみる

MacOSとWindowsのコマンドラインについて、起動方法と超基本コマンドを解説します。

(1) コマンドラインを起動する

ご使用のOSに合わせて下記の手順で起動してください。

◆ MacOSの場合

  1. Finderを開く
  2. アプリケーションフォルダを開く
  3. ユーティリティフォルダを開く
  4. ターミナルを開く

◆ Windowsの場合

  1. スタートメニューを開く
  2. 検索ボックスに『コマンドプロンプト』と入力する
  3. 検索結果のコマンドプロンプトを開く

(2) 画面について

初めは難しい画面に見えると思いますが、簡単に説明すると起動直後はフォルダと同じと思っていただければ良いかと思います。

フォルダはMacOSだとFinder、Windowsだとエクスプローラのイメージです。

※ コマンドラインではフォルダのことをディレクトリと呼ぶことが多くありますので、以降はコマンドライン上のフォルダはディレクトリと呼びます。(厳密にはフォルダ=ディレクトリではありません。)

コマンドラインは起動後、ホームディレクトリと呼ばれる場所にいます。

ホームディレクトリはユーザーフォルダに設定されていることが多いです。

試しに下記コマンドを入力し、エンターを押してみてください。

◆ MacOS

pwd

◆ Windows

@cd

実行すると/Users/user_nameのような文字列が表示されたのではないでしょうか?。

これはパスと呼ばれるもので、ディレクトリまでの階層構造を示したものになり、フォルダ(Finder/エクスプローラー)の階層と一致しています。

実際にフォルダを開いて一番上の階層から、表示されたパスの通りに開いてみてください。

最後は同じフォルダに辿り着くと思います。

このようにコマンドラインはフォルダと同じ役割を持っています。

そして、特定のコマンドを使うことで、ディレクトリを移動したり、ディレクトリの中身を表示したり、ファイルの内容を表示したりすることができます。

(3) 超基本コマンド

コマンドラインでコンピュータを操作するにはコマンドを入力します。

ここでは、数多くあるコマンドの中から超基本的なコマンドを3つご紹介します。

◆ ls/dirコマンド – ディレクトリの中身を表示する

コマンドラインは基本的に常に1つのディレクトリに滞在する状態になります。

この滞在しているディレクトリのことをカレントディレクトリと呼び、コマンドはカレントディレクトリを起点に実行されます。

ls/dirコマンドはカレントディレクトリの中身を表示するコマンドです。

ここで、ls/dirとしているのはMacOSの場合はls、Windowsの場合はdirとなるためです。

実行方法はコマンドラインに下記のように入力し、エンターを押すだけです。

・MacOSの場合

ls

・Windowsの場合

dir

文字列が表示され、それらはフォルダで開いた時と同じファイルやフォルダになっていると思います。

◆ cdコマンド – カレントディレクトリを変更する

カレントディレクトリを変更するにはcdコマンドを使用します。

フォルダで他の階層のフォルダを開くイメージです。

使い方は下記のようにcdの後にディレクトリパスを指定します。
ここではカレントディレクトリ内にあるディレクトリをcdの後に入力し、エンターを押してみてください。
※ ディレクトリパスには絶対パスと相対パスがありますが、説明を割愛させていただきます。

cd test

コマンドラインの入力欄の左側に表示されている文字が、cdの後に指定したディレクトリ名に変わっていれば成功です。
なお、左側に表示されている文字はカレントディレクトリを指しています。

◆ catコマンド – ファイルの内容を表示する

catコマンドは下記のようにcatの後にファイルパスを指定することで、ファイルの内容を表示します。
※ ファイルパスは絶対パスと相対パスがありますが、説明を割愛させていただきます。

cat sample.txt

練習のため、カレントディレクトリと同じ位置のフォルダにテキストエディタでsample.txtという名前のファイルを作成し、『Hello World!』と入力して保存してください。

コマンドラインでlsコマンドを実行し、sample.txtが表示されていればOKです。

その後、上記のようにcatコマンドを実行してください。

『Hello World!』と表示されていればコマンドの実行に成功しています。

まとめ

コマンドラインはキーボードでコンピュータを操作する画面になります。

本記事では3つのコマンドを紹介しましたが、デフォルトであるコマンドは数多くあり、更には新しいコマンドをインストールすることもできます。

アプリケーション開発やネットワーク・サーバー構築では欠かせない知識となってくるので、エンジニアを目指している方は身につけていきましょう。