コスパ最強の個人向けNAS Synology DS216jレビュー

個人用NAS Synology DS216jを購入したのでレビューしたいと思います!

NASって一般の方にはあまり馴染みが無く、知らないと言う人が多いと思います。NASはNetwork Attached Storageの略称で簡単に言うとプライベートクラウドストレージの様なイメージをしていただければいいと思います。

記事にはNASの良さをクラウドサービスと比較しながら紹介していきたいと思います!

人気NAS QNAPとの比較

モデルDS216jTS-231+  
CPU1.0GHz
デュアルコア
1.4GHz
デュアルコア
メモリ512MB1GB
USB3.0×2ポート3.0×3ポート
ドライブベイ数22
価格約18000円約23000円
LAN1ポート2ポート
アプリケーション

Synologyと人気を二分するNASにQNAPのTS-231+があります。正直、性能的にはTS-231+が圧倒的に勝っています。しかし、パッケージ面や値段ではSynologyに軍配が上がります。予算とアプリケーションの豊富さを考慮した上で検討してみるといいかもしれません。

梱包物

梱包物はこのような感じです。NAS本体と電源アダプタ、LANケーブル、HDDを固定するネジ、クイックスタートガイドのみ。一般的に発売されているNASはHDDを設置するくらいしか作業は無いので梱包物も非常にシンプルになっています。

外観

側面

本体はプラスチックで形成されています。両側面には発売メーカーのSynologyのロゴが掘られています。このロゴ部分はメッシュになっており風の通り道となります、背面に排熱ファンが搭載されているのでこの部分から吸気するという形になるのでしょうか。

正面

正面も非常にシンプルでLANやDISKアクセスランプ、電源ボタンが搭載されています。NASは基本的に起動したら電源を切ることは無いので電源ボタンもほとんど使いません。たまにLANランプを見て、きちんと起動しているか見るくらいです。

背面

背面には排熱用のファン、USB3.0ポート×2、LANポート、電源ポートが搭載されています。排熱ファンは92mmファンです。このファンは本体を開けて簡単に交換することが可能なのでファンの故障などに対応することも簡単です。USBポートはUSBハードディスクやUSBメモリを接続することが可能です。これを利用してNASファイルのバックアップなどを行います。

HDDの設置

HDDの設置は非常に簡単に簡単です。HDDをそのままスライドさせるだけで接続できます。種類にもよりますがDS216jに関してはベイが2つ搭載されているので2台までHDDを搭載可能になっています。HDDの大きさはメインは3.5インチサイズですが2.5インチのHDDを搭載することも可能です。

HDDを設置するネジの間には最初からゴムが噛ませてあります。最近のPCケースやHDDケースはほとんど付いていますが、これがある事でHDDの振動を吸収することが出来るので大切ですよね。

非常に簡単なセットアップ

HDDを設置しLANケーブルを接続したら準備完了です。NASってセットアップが面倒くさいイメージを持っているかもしれませんがSynologyのNASは非常に簡単にセットアップが可能です。最初にブラウザで「find.synology.com」へアクセスすると自動的に自分のLAN内に存在するNASを検索してくれます。接続を押せばそれだけでNASに接続されます。

初回はDSM(DiskStation Manager)をインストールする必要があります。DSMとはSynologyが提供するNAS専用のOSです。通常はこのDSMの上でファイル管理やNAS用のアプリケーションを動かすことになります。

DSMのインストール終了後、管理者アカウントを作成します。表示されるサーバ名やログイン用のユーザ名、パスワードをこの段階で作成します。LinuxやWindowsでサーバを立てた事がある人にはおなじみですね。

続いてSynology推奨パッケージのインストール画面に移ります。私は推奨パッケージなので最初からインストールしましたが、後からいくらでも再インストールやアンインストールが可能なのでインストールでもスキップでも構いません。が、これらのパッケージはほぼ必須なのでインストールしておいていいでしょう。

スポンサードリンク

初めて起動したNAS画面です。見て分かるのはPCのOSライクな画面だということです。Windowsと言うよりはLinuxのOSの様に見えますね。とてもシンプルで分かりやすいので初心者でも簡単に扱えると感じました。基本的にはこの画面上でファイル管理やアカウントの設定を行っていきます。

DS216jレビュー

DMSアプリケーション

コントロールパネルの画面です。まるでWindowsのコントロールパネルのようですよね!ここではユーザの追加/削除といった作業やアクセス権限の設定など様々な設定を行います。

パッケージセンターの画面です。SynologyのNASには多くのアプリケーションが初めから用意されています。動画や写真、音楽などの管理を行うマルチメディア系のアプリケーションを初め、バックアップやセキュリティ、ビジネスと非常に多くのアプリケーションを無料で使用する事が可能です。

これはパッケージの一覧ですが、映っているのは一部に過ぎません。私が数えた限りでは111個パッケージが用意されていました。DSMのパッケージについてはこちらから確認出来ますので興味のある方はどうぞ。

DSMデスクトップにはこのようにウィジェットを設置することが出来ます。このウィジェットからストレージの状況やCPU,RAMなどをモニタしたりすることが可能です。

使用した感想

私はNASは今回が初めてでしたが、もっと早く買えば良かったというのが一番の感想です。まず最初に驚いたのが速度!NASって速度があまり出ないイメージだったのですが全然違いました。めちゃくちゃ早いです。クラウドとは比べられないくらい早い!公式データで100Mbps以上出ていますが、環境を整えればそれくらい速度が出ます。私の環境はそこまで良くないですが30Mbps近くは出ます。なのでファイルのアップロードが早くストレスが全くないです。それから大容量がすごく嬉しい!現在は3TBのHDDを積んでいますが普通クラウドで3TBなんて借りようと思ったらバカ高くなってしまうので、この辺りはNASっていいですよね。動画でも音楽でも容量気にせずガンガンアップロードしています。

それからアプリケーションが整っているのが嬉しい所。これはSynology専用のアプリなのでNAS一概には言えませんがSynologyのNASに関しては豊富なアプリが揃っていて、ファイルサーバ以外にもVPNサーバ、IPカメラ、DNSサーバなど様々な使い方が出来ます。マルチメディア用のアプリも非常に使いやすいと感じました。管理のしやすさ見やすさも素晴らしいのですが一番いいのはストリーミングがしっかり出来る所でしょうか。ファイルサイズの大きい動画でも非常にスムーズにストリーミングが出来ました。なのでわざわざダウンロードする必要も無く済んでいます。

クラウドとNASの違い

さて最初にも説明したようにNASはクラウドサービスと非常に似ています。クラウドサービスがパブリックだとすればNASはプライベートなストレージです。個人用のクラウドの様なイメージです。ではクラウドサービスとNASの違いはどこにあるのか?個人的に感じているメリット、デメリットを書いていきたいと思います。

クラウドのメリット

  • 簡単にサービスの利用を開始出来る
  • 低価格
  • データの安全性が保証されている

クラウドのメリットと言えば簡単にサービスを利用出来るということです。通常はアカウントさえ作れば専用のクラウドストレージが用意されるので5分程度で開始出来ます。それから低価格ということ。提供している会社によって容量や値段設定は様々ですが、無料でも使用することがクラウドのいいところ、有料プランでも100GB程度であれば月額1000円程度です。最後にデータの安全面です。クラウドの場合データの安全性は非常に高いといえます。各社はデータの安全性は第一に考えているので、何かのミスや故障でデータが無くなるなどというこのは、確実に無いといえます。

クラウドのデメリット

  • データの長期保存の場合、月額を払い続ける必要がある
  • サービスが終了する可能性がある

クラウドのデメリットと言えば月額制というところにあります。メリットで書きましたがほどんどの提供社は月額or年額制をとっています。月額単位で考えた場合非常に安く感じますが、クラウドに大切なデータを保存しており長期間保存を考えた場合、データを保持しておく為には毎月、お金を払い続ける必要性があります。結果として非常に高額になってしまう可能性があります。それからサービスが終了する可能性があるということです。クラウドサービスはこれまでに様々な会社がサービス開始し、潰れていきました。長期的に利益を出して続いている会社は一部に過ぎません。終了すればデータは消えてしまいますので新たなクラウドサービスを探したりHDDにダウンロードするなどの作業が必要になってきます。

NASのメリット

  • 大容量のHDDを追加することが出来る
  • 投資金は最初だけで済む
  • 通信が高速

NASのメリットは好きなHDDにを搭載出来るということ。現在は8TBという大容量のHDDも発売されています。ですから16TBのNASを作成したり更に大容量のNASを作り上げることも可能になっています。クラウドで16TBもの容量を借りようと思った場合、月額5000円近くします。次に投資金が最初だけで済むということ。最初にNAS本体とHDDを購入すればその後はちょっとした電気代くらいなものです。最後に通信が高速ということ!クラウドの場合環境にもよりますが30Mbps~50Mbps程度しか速度が出ません。しかしNASは100Mbps以上の速度が出ます。アップロード/ダウンロード共に高速ですからストリーミングなども非常にスムーズに見ることが出来ます。

NASのデメリット

  • データの安全面が保証されていない
  • 電気代がかかる

NASのデメリットはデータの安全性です。クラウドは完全にサービス会社がデータ管理を行っているので何も気にする必要はありませんが、NASの場合はそうはいきません。HDDが故障した場合データは復元することが難しいので個人的にRAIDを組んでデータの安全性を上げたり、バックアップなどの作業が欠かせません。

NASはこんな人におすすめ

上で書いたようにクラウドとNASそれぞれに良い所があります。NASを使用することがお勧めな人は以下のような人です。

  • 100GB以上のデータを保存したい
  • 動画や音楽などを多く保存する人
  • ストリーミングを楽しみたい人



スポンサードリンク