スマートフォンの性能の見方を解説!これを知っていればいいスマホを見極められる4つの指標

最近、友人からスマートフォンの機種変更をしたいと思っているのだけれど、どのように選んだらいいのか分からないという質問を受けました。皆さんはどんな指標で選んでいますか?デザインで選んでいたり、値段で選んだりと様々かと思います。

私の場合で言えば完全に性能で選んでいます!スマホも機種によってかなり性能が変わります。しかし、コンピュータやITが得意な方以外はどの機種の性能が良いのかなんて中々分からないですよね。そこで今回はどのように見ればいいのか書いていこうと思います!

スマートフォンの主なパーツ

スマートフォンもコンピュータです。パソコンと同じように様々なパーツが集まり1つのスマートフォンになっているのです。その中で性能差が出るのは以下の4つです。

  1. CPU
  2. メモリ(RAM/ROM)
  3. ディスプレイ
  4. OS

さて、次にこれらのパーツの役割や性能の見方についてまとめていきます!

CPU

CPUは【 Central Processing Unit 】の頭文字を取ってCPUと付いています。日本語にするならば中央演算処理装置という名前になります。なんだか、難しく聞こえますが簡単に言うとメインの処理をしてくれる装置です。この装置の性能が良ければスマホでの処理速度が向上します。

スマホの場合、CPUやプロセッサやSoCと書かれている場合がありますが全て同じ意味だと思っていてください。※SoCは【System-on-a-chip】の略

cpu

CPUの性能の見方

CPUの性能値を図るのに「Hz」という単位を使います。そして数値が大きければ大きいだけ性能値が高いと言うことになります。100Hz < 200Hzといった形ですね。

しかし、最近のCPUは非常に高速になっているのでメガ、ギガという単位が普通になっています。メガ=M/ギガ=Gとなります。ちなみに1000M=1Gです。

通常スペックシートには「1.2GHz」や「800MHz」というような単位で記載されています。

もう一つ、気を付ける点があります。

最近のCPUはコアを複数搭載することで処理を高速にするようになりました。コアとはCPUの処理する部分です。10年前くらいのCPUは1コアでしたが、ここ最近は4コアや8コアが普通の時代になっています。勿論コアの数が多いほど処理速度は向上します。

コアの個数表現にはちょっと特殊な数え方をします。

  • 1コア:シングル
  • 2コア:デュアル
  • 3コア:トリプル
  • 4コア:クアッド
  • 5コア:ペンタ
  • 6コア:ヘキサ
  • 7コア:セプタ
  • 8コア:オクタ

スペックはシートには「クアッドコア」や「4コア」のように記載されています。

CPUの種類

パソコンで有名なIntel CPUなどがありますが、スマホ等のモバイル向けCPUはどんなものがあるのでしょうか?実はあまり多くの種類はありません。有名なものを以下に記載します。

左がCPUメーカ、右が有名シリーズとなっています。

メーカー有名シリーズ特徴
QualcommSnapdragon最新のスマホやハイエンドスマホに搭載
MediaTek MT安価なスマホやメーカに搭載
NVIDIATegraゲーミングスマホに搭載
SAMSUNGExynosSAMSUNGスマホにのみ搭載

CPUスペック比較

CPUの見方はこれで全てです。実際のスペック表を見てみます!

今回はXperia Z5と2世代前のXperia Z3のCPUスペックを比較してみます。

Xperia Z3Qualcomm Snapdragon 801 (2.5GHz, 4コア)
Xperia Z5Qualcomm Snapdragon 810 (2.0GHz+1.5GHz, 8コア)

今回の場合で言うとZ3からZ5に進化した際Snapdragon801からSnapdragon810に変わりました。その結果、コア数が倍に上がり処理性能も向上したことが分かります!

ベンチマーク

しかし、CPUスペックは周波数やコア数だけで判断するのは難しいです。何故かと言うと同じCPUでも端末やOSによってその性能を最大限に発揮できたり出来なかったりという事情が起きてきます。では何で判断するのが一番いいのか?

それはベンチマークが一番です!ベンチマークとはそのスマートフォンがどれだけの性能なのかを図る一つの指標になります。ベンチマークテストソフトに関しては様々な会社が開発していますが、スマホ業界ではAntutuが有名です。

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メモリ(RAM/ROM)

メモリについてですが、メモリはRAMとROMに分けられます。

  • RAM(Random Access Memory) : 読み書き可能メモリ
  • ROM(Read Only Memory) : 読み込み専用メモリ

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※実はこのRAMとROMはパソコンでのメモリの呼び方でした。パソコンに一般的に搭載されているメモリという部分は最初から書き込みされていて読み込むだけのROMと、CPUが一時的にデータを書き込んでおくRAMの2つの部品からなり1つのメモリと読んでいました。
しかしスマートフォンの場合はRAMは同じ意味ですが、ROMは内蔵メモリを指しています。この時点でもうROMの意味は完全に変わっているのですが、何故か日本ではROMという表記になっています。海外では「Internal memory」という表記が一般的なので海外サイトを参考にする場合は注意が必要です!

RAM

ram

さて、RAMですが上でも少し書いたとおりその役割は一時保存メモリとして機能します。例えばスマホでアプリを起動してバックグラウンドで動かしたままにしていたり、作業していたデータなどがある場合一時的に保存しておく場所がこのRAMになります。

スマートフォンでタスクを切るという言葉を聞いたことある人も多いかと思います。タスクは処理の単位で、スマホの場合はバックグラウンドで起動しているアプリを指しています。RAMの容量が増えれば自ずと保存しておくタスク量も増すのでスマホが重くなったり落ちたりということが無くなります。

スマホの動作が重いなと感じた場合はRAMの容量が一杯になっている原因が考えられます。必要ないタスクを切ったり、RAMの多いスマホに変えるなどしましょう。

ROM

rom

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ROMは意味は変わっているのですが、内蔵メモリを指しています。これは皆さんよく分かると思います。スマホに写真や動画、アプリなど様々なデータを保存する時に使用されるメモリの事です。この容量が増えれば、沢山のデータを保存する事が可能になります。

最近はROMの容量が大容量になった事やクラウドストレージの発展で外部ストレージのMicro SDなどが廃止される端末も増えてきました。

メモリ容量

・RAMの場合これまでは2GBが主流でしたが現在は3~4GBが主流になっています。勿論これからもRAMの容量は増えていくと思います。取り敢えず困ったら容量が大きいものを選びましょう。

・ROMの場合も以前に比べて非常に大容量になってきました。スマホ発売当初は8GB以下がほとんどでしたが、現在は32GB~128GBが主流になっています。勿論ROM量が増えれば値段も上がるので外部ストレージがあればそれを使用したり、クラウドを使用するなどして自分にあった容量ストレージを選びましょう。

ディスプレイ

ディスプレイでの判断基準はサイズ,解像度,ディスプレイの種類です。スマホのディスプレイはどれも同じではありません。端末によって液晶ディスプレイだったり有機ELディスプレイだったりと異なります。それによって画面の色の鮮やかさや光度、ディスプレイによるバッデリーの減りが変わってきます。

ディスプレイサイズ

ディスプレイサイズは様々なものがありますが現在主流なのは5インチ~6インチ程度です。このディスプレイサイズが本体の大きさに影響してくるわけですがディスプレイがディスプレイの大きさ=本体のサイズでは無いという所に注意をして下さい。

最近ディスプレイが大きくてもベゼル幅を削ったり湾曲ディスプレイが出てきているので持ちやすさを重視する場合は本体サイズを参照して下さい。

ちなみにディスプレイサイズが5.5インチ未満をスマートフォン、5.5インチ~7インチ未満をファブレット、7インチ以上をタブレットと呼びます。

ディスプレイ解像度

ディスプレイには必ず解像度という判断基準もあります。解像度とはディスプレイの精細さを表す指標です。ディスプレイはそもそも小さなドットの集まりなのです。このドットがいくつあるかによって画面の精細さが変わってきます。

一般的には「横のドット数×縦のドット数」として表されます。

解像度呼ばれ方
1280×720pxHD
1920×1080pxFull HD
2560×1440px2K
3840×2160px4K

以下の画像は先日発売されたXperia Z5シリーズです。どれも同じように見えますが解像度は全く違います。このように端末によって様々ですから、解像度にも気を使って探してみて下さい。

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解像度は高ければ高いほどいい精細ですがその分、電池消耗が激しくなります。画面の精細さにこだわるのか電池持ちにこだわるのか自分で考えて選んで見て下さい。

液晶の種類と方式

PCなどのディスプレイだと様々な種類の種類があるのですが、スマホの場合は主に2種類のディスプレイが使用されています。

  • 液晶ディスプレイ(ISP方式・IGZO-ISP方式)
  • 有機ELディスプレイ

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液晶ディスプレイ

スマホの中で最も多いディスプレイタイプになります。その名の通り液晶によって映像を映し出します。その特徴として液晶自身は発光しません。

メリットデメリット
液晶が安価なので本体代が安くなるディスプレイによる電池消耗が大きい
太陽光の元でも画面が見やすい

実は液晶ディスプレイの中にも種類があります。しかし現状ほとんどがISP方式です。その中に稀にIGZO-ISP方式のディスプレイが存在します。これはシャープのIGZO技術が盛り込まれた新たなディスプレイで液晶品質が高くなったことにより映像が綺麗に見える特徴があります。

有機ELディスプレイ

スマホの中で有機ELディスプレイは液晶ディスプレイに比べると少ないです。有機物に電圧を加えて発光させます。

メリットデメリット
ディスプレイによる電池消耗が小さい液晶ディスプレイに比べると高くなる
明暗の差が大きい太陽光の元だと画面が見づらい
応答速度は液晶タイプより早い

有機ELディスプレイの今後

今後のスマートフォン業界において有機ELディスプレイの需要は大きくなっていくと思っています。有機ELディスプレイはその特徴上バックライトを必要としません。結果としてディスプレイの小型化や湾曲ディスプレイの開発などが可能になってきました。有機ELは現在、値段が下がり続けており今後のスマートフォンのメインディスプレイとして液晶に変わる日が来るかもしれません。

OSバージョン

スマートフォンには必ずOSと呼ばれる物が搭載されています。OSはスマートフォンを制御する中心のソフトウェアの様に考えて頂ければ問題ありません。iPhoneならiOS,XperiaやGalaxyといった端末はAndroid,BlackberryはBlackberryOSといった感じです。

android

もちろんOSの種類によって機能やGUIなど様々変わってきますが、同じようにOSが同一でもバージョンによって変わります。今回は分かりやすい様にAndroidOSで解説を行っていきたいと思います。

OSアップデート

Androidで言えば1年に1度ペースでOSバージョンが上がります。

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基本的に、バージョンを気にするよりもコードネームを気にしたほうがいいです。コードネームが上がると一緒にAPI Levelが上がります。このAPIというのはアプリ開発ならご存知かと思いますがOSが提供する機能の事をいいます。

どんなメリットがあるのか?

  • パフォーマンスの向上
  • バグの修正
  • セキュリティ向上
  • 新機能の追加

など様々な機能が追加されます。

基本的に最新のスマホには最新のOSが追加されていますが、端末によってバージョンアップデートの時期が遅くなったりバージョンアップサポートが打ち切られる端末があります。

OSバージョンアップについては過去記事のコチラをご覧下さい。

Android OSのアップデートが遅い理由とは?
Android OSのシェア 2016年4月にGoogleより最新のAndroid OSシェア率が発表しました。結果的に現在シェアとして最も高いのはAndroid4.4のKitKatで33.4%、最...

最後に

簡単ではありますが以上がスマートフォンを選ぶ時に見る指標になります。スマートフォンだってPCでと同じでパーツ性能の差があるので、それを気にしながら購入することでその後のスマホライフが大きく変わります!

今後はデザインや大きさ等と共に性能にも着目して選んで見て下さい!

それでは良いスマートフォンライフを!

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