最近、深層WEBという言葉をよく聞きます。深層WEB・ディープWEBといった言葉は以前からありましたが、ここ最近様々な方が記事にしているのを見かけます。(理由は不明)
しかし深層WEBの記事を読んでみると結構適当なことが書いてあったので、今回は深層WEBについて少しまとめてみたいと思います!
目次
深層WEBとは?
まずはここから行きましょう。私達が通常、検索エンジンなどで検索して表示されるサイトを「表層WEB」といいます。このIT-HackもTwitterも他のブログも全て表層WEBです。
これに対して検索エンジンでは検索できないサイトを「深層WEB」といいます。
通常、GoogleやYahooなどの検索エンジンで表示されるサイトは外部からのリンクが貼ってあったり自ら検索エンジンに申請することでインデックスに登録されます。
もちろん、故意的に検索サイトに登録されないようにすることも可能です。
しかし全てのサイトが表示される訳ではありません。上にも書いたように故意的に検索されないようにしたサイトや企業の重要な機密情報が詰まったデータベースなど多くは検索エンジンに引っかかりません!
実際どれくらいの比率なのか?
ネットで観ていると表層WEBは1%で深層WEBが99%といった記事を見ますが、ここまでの比率では無いと思います。
カリフォルニア大学バークレー校の2001年の調査では表層WEBが10%で深層WEBが90%という結果だったようです。現在は表層WEB5%,深層WEB95%くらいの比率ではないかと推測しています。実際図ることは難しいですが。。。
深層 Web は、表層 Web の 400 倍~500 倍の規模とみられています。
深層WEBは危険なのか?
他の方の記事を読むと、「深層WEBはめちゃくちゃ危険なもの」みたいな感じで記事が書かれていますがそんなことはありません。
実際、深層WEBの全てが危険なサイトではありません!個人のプライベートな記事だったり企業や政府の機密情報が入ったデータベースだったりです。
ですから、深層WEB=危険なサイトと言う認識は間違いです。
しかし、危険なサイトも存在しています!危険なサイトは様々な種類がありますが、ウィルス感染を目的としたサイト、合法とは言えない物の取引、ハッカー同士の交流場などです。
深層WEBは表層WEBと違って検索エンジンの様に取り締まる、親がいませんので無法地帯となっています。ですから上に書いた様な危険なサイトが存在しているのです。
これを深層WEBの中で特に「ダークWEB」といいます。
上の画像では2chやTorrentもギリギリ深層WEBに入れていますが、ここはちょっと微妙でグレーゾンといったところでしょうか。水面下くらいに考えてもらえるといいかと思います。
深層WEBにアクセスする方法
深層WEBにアクセスするには、多くのサイトではTorを使用してアクセスすると紹介されています。
実際はTorだけではなく、Torを含めた特殊なプロキシを通した状態で通信することで深層WEBにアクセスすることが可能です。
onionサイト
【追記になります】
最近、多くのアクセスを頂いているこの記事ですが中には深層WEBを都市伝説だと思っており証拠を貼れと言った問い合わせを貰うことが多いので、もう少しだけ解説しようと思います。
コンピュータに詳しい方はご存知あると思いますが世の中にはonionサイトなるものが存在しています。このサイトはURLにonionを含んでおりその名の通りTorでなければアクセス出来ないWebサイトです。今回は一時期、問題にもなった日本で有名なTor板で試してみたいとおもます。
Tor板はURLにonionを含んだonionサイトです。通常のブラウザでアクセスするとページ読み込みエラーで弾かれます。これはTorProxyでない為です。
続いてTorBrowserを起動し同じURLにアクセスしてみます。すると先程表示されなかったサイトが見事に表示されます。このように通常のブラウザではアクセスできないサイトは非常に多く存在します。
そもそもTorとは?
Torは(The Onion Router)の頭文字を取ってその名が付いています。
玉ねぎのように何層にも包まれた様に通信することからこの名前が付いているのです。
Wikiによれば
TCP/IPにおける接続経路の匿名化を実現するための規格、及びそのリファレンス実装であるソフトウェアの名称であり、P2P技術を利用したSOCKSプロキシとして動作する。
ようは、通信経路を匿名化するためのツールです。Torブラウザを使用すれば簡単にこのTor通信を実現する事ができます。
Torを使用してどのようにアクセスするのか?幾つか方法はありますが、むやみにアクセスすると危険なのであまり明確なことは書かないようにします。
興味のある方は上の画像で紹介した、HiddenWikiにまとめられているリンクからアクセスしてみるといいかもしれません。
深層WEBから発見された物
深層WEBからは沢山の不気味な動画像、テキスト、ゲームなどが見つかっています。
誰が何の目的で作成されたのか不明なものが多くあります。まとめてあるサイトを紹介しておきます。これで、深層WEBの不気味な雰囲気が分かるかと思います。
深層WEBから発見されたゲーム「Sad Satan」も有名です。
実際にアクセスしてみて
私も実際に深層WEBにアクセスしてみました。
今回は危険なサイトを中心にネットサーフィンしてみましたが、本当にやばいサイトが沢山ありました。
明らかに合法では無い物の取引サイトやアメリカ合衆国の販売?(笑)など完全にアウトなサイトから意図の不明なサイトまで多く見つかりました。取引にはBitcoinをしようしてやりとりできるようです。
まとめ
なんとなく、深層WEBのイメージを知ってもらえたかと思います。
深層WEBには危険も沢山ありますが、全てではありません!うまく利用できれば表層WEBでは見つけることの出来ない情報や知識を得ることも可能です。
しかし、知識が無い状態でむやみにアクセスすると危険です。
その辺りは十分注意してください!
なお、当サイトは今回紹介した深層WEB、ツール、サイトによって起こった問題の一切の責任を負いません。全て自己責任でお願い致します。
コメント
あなたがアクセスしたサイトはGramsですか?それと、Torだけで入っても大丈夫なんでしょうか。
私がアクセスしたのはGramsではありません。
Torだけで入って大丈夫だという保証は出来ません。あくまでアクセス手段を記載したつもりです。
[…] 実際にこういうDeep web危ないに対して批判的な記事もございます。 […]